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■時空を超え、現代に蘇りつつある「雅集」
「雅集」とは、古代では詩や文章を詠み、学問を議論するための文人の集いを言い、その歴史は北宋時代に遡ることができます。
ところが、現代人にとって、馴染みが薄い「雅集」という言葉が最近、再びニュースのタイトルを飾るようになりました。たとえば、「中秋の雅集」、「書画の雅集」、「茶事の雅集」、「沈香の雅集」などと言ったように。
9月下旬、北京西郊外の山奥の古刹で、現代詩の詩人たちの呼びかけによる「文化の雅集」が行なわれる案内が届き、私もその様子を見たくて取材に行ってきました。
■古刹「霊岳寺」の魅力を掘り下げて
会場は市内から少し遠く、門頭溝区にある唐代の古刹・霊岳寺です。
西直門から車に乗り、2時間あまりかかって、ようやく麓にたどり着きました。後で知ったことですが、天安門から霊岳寺に最も近い町・斎堂鎮までは約93キロ。霊岳寺は、その斎堂鎮から更に山路を5キロ登っていく白鉄山の山頂にあります。
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