写真は火星「マース-500」に参加したボランティアの記者会見で、中国ボランティアの王躍さんが宇宙船内で行われた実験、生活の資料写真などを説明し、放送された。

　「マース-500」実験ボランティアの記者会見は11月8日、モスクワで行われた。中国ボランティアの王躍さん、ロシア、フランス、イタリアの合わせて6人が520日間の宇宙船内で行われた実験、仕事、生活状況について全体的な紹介をした。

　この「マース-500」プロジェクトシュミレーションの目的は今後、火星に到着する宇宙飛行士の心理、生理状況を理解して、さらに火星を探査するための経験をつむことにある。

　王躍さんの紹介によると、中国側が組織して参与した漢方薬のプロジェクト、生物心拍プロジェクトと、酸化ストレスプロジェクトと、心理プロジェクトなどはすべて予定目的を達成した。また、「漢方薬弁証的の研究」は主に漢方医の診療法である見る、嗅ぐ、聞く、切る（脈を取る）を利用して、長期にわたり密閉された環境で人体の機能と生命活動の動きを研究した。これは将来に宇宙間の探査過程で、中国特有の医学技術や経験の運用と関連している。