【南通 人、絵画の中に遊ぶ】
秋には、モクセイの花が南通市を覆う。
山は高さに在らず、モクセイ有りて則ち名あり。狼山に狼はなく、仏に因みて名を得る。ところがモクセイに花あれば、狼山のモクセイは香りで人を酔わせ、心を陶酔させる。仏教で言う「一花一世界(それぞれの花にそれぞれの世界)」。狼山でモクセイの花見を楽しめば、花びらの中に一体どんな世界が包まれているか、どれだけ多くの心が通っていたか…を覗かざるを得ないだろう。
川は深さに在らず、モクセイ有りて則ち美あり。濠河の美しさは、もとより「翡翠のネックレスのよう」と称えられる。青い波の漂い、一面に漂う金モクセイの香り。のんびりと舟を浮かべ、千年の古刹の鐘の音を聴く。万籟寂として声なく、心も水の如く静かで、まるで「絵画の↖中に遊ぶ」といった奇妙な心境に浸る。
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