2月4日は立春です。その前日、北京の下町・東四胡同(フートン、北京特有の古い路地)では、「報春」という、立春にちなんだ行事が行われました。めでたい赤色を身につけた地域の住民が、太鼓やパーカッションを鳴らしながら、幅が4メートルほどしかない狭い路地を行進し、「春が来たぞー!」といっせいに声を出して、辺り近所に春の訪れを知らせました。
この「報春」という行事は古くから行われていたものですが、1910年以降、戦乱のためいったんいったん途絶えてしまいました。その後、去年から再び北京の東四胡同で復活しました。今年の行事には地域の住民のみならず、外国人ボランティアや切り絵アーティストも参加して、コミュニティーに暖かさを伝えました。(取材・動画:黄恂恂)
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