5月12日 子供と芸術
その瞳には、一体何が映っているのでしょうか?
春眠暁を覚えず。
午後に差し込む光線に、うつらうつらと優しい白昼夢に包まれがちな今日この頃でございます。
先日、王小燕アナ、陳博記者、佟同記者らがお伝えいたしておりました「芸術北京」、モダンアート・フェスティバルに娘を連れてまいりました。(日本から出展された「東京画廊」オーナーのお話はこちら)
実のところを申しますと、私には絵心がございません。
美術館に足繁く通いましたことはございましたものの、鑑賞もそこそこに、休息処での読書に没頭するといった具合でございましたし、かつては油絵に挑戦致しますも、あまりの世界観の無さに我が身ながらあきれてしまったものでございます。
そんな具合なものでございます故、私は娘にお絵かきを披露致しますことにかなり消極的であると言えましょうか。
絵師絵描きのように…と望んでおりますわけではございませんが、母親以外の人々の発想や表現、そしてもちろんこのような芸術の世界ばかりでなく、様々な外界の事物に触れることもまた、母子の生活で狭くなりがちな瞳の中の世界に、ほんの少し彩りを添えてあげられるのではないかと、淡い期待を抱いております次第でございます。
――少年老い易く、学成り難し。(中原美鈴)
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