スピーディな台詞と大きなアクション、歌あり、踊りあり、コントなのかミュージカルなのか、「なんだ、なんだ?」と観客が抱くクエスチョンマークは、見ている人それぞれが違う感覚を得ることのできる万華鏡のようなものだ。
憧れの珈琲店の奥さんに会いに行きたい、問屋の配達係の面々
三日も前から予約済みだったと力説するイカさん(于智為)
(c)2011 TATSUO ROKUDO
出演者には、中国人も居る。
于智為がその人だ。
驚くほど堪能な日本語に、彼を最後まで日本人だと思っていた観客も多いのではないだろうか。
「変わった名前だな・・・」と思いつつ、パンフレットをよくよく読み返すまで。
于智為(イカさん役):清華大学で博士課程を履修中。アニメブームの影響を受け、1999年からアニメを中心に日本のサブカルチャーの研究を始める。「日中オタク交流」を掲げて、中国国内でアニメソング大会や日本の声優を招いたトークショーを企画、主催する。
珈琲店の奥さんに対する気持ちを込めて熱唱するタロちゃん(阿郎)
(c)2011 TATSUO ROKUDO
そしてこの方、タロちゃんに扮する阿郎。
この役にはもともと、別の人物がキャスティングされていた。
しかし、震災を受けてやむなく降板した彼の代役として、開演までわずかひと月を残すところで加わり、舞台に立った。
そのコミカルな存在感は、もはや代役の域を大きく超えているが、そんな経緯すらも舞台で笑いに変える、それが舞台「珈琲店的太太」を身近に感じるひとつの魅力なのだろう。
阿郎(タロちゃん役):2009年より現地採用で北京に就職。香港に滞在していたこともあり、今回広東語の指導も担当した。
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