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2012年10月最終週の映画、フランスのアクション・サスペンスが首位

2012-10-29 10:02:41     cri    

 中国最大手のポータルサイト「百度」の検索アクセス数で集計したランキングは、中国芸能界の全体の動きが分かる結果を示しています。

 今週の中国で注目度の高い映画・トップ3は以下のとおり:

 

 3位、『二次曝光(原題: Double Xposure=ダブル・エクスポーザー)』。2010年東京国際映画祭に出品された作品『ブッダ・マウンテン』で最優秀主演女優賞に輝いた中国の美人女優・範氷氷(ファン・ビンビン)主演のサスペンス映画です。監督は『ブッダ・マウンテン』と同じく中国の女性監督、李玉(リー・ユー)。範氷氷(ファン・ビンビン)が李玉(リー・ユー)とタッグを組んだ、第3作目となります。今回は、三角関係や家族問題に注目し、ビンビンは、つらい過去に引きずられて多重人格を持つようになったヒステリックな女性整形医役に挑戦しています。相手役に今話題のイケメン俳優・馮紹峰(ウィリアム・フォン)が起用されています。

 

 2位、『太極』第2部。今年の中国映画の注目作、3部構成からなる時代劇アクション『太極(タイチ)』、その第2部が10月26日から公開されています。9月公開の第1部に続き、同じシリーズの2作が2ヶ月連続で公開されるのは中国映画史上初めての試みです。この映画は、アヘン戦争終結後、西洋列強の支配下にある中国の清王朝を舞台に、列強に戦いを挑む勇士たちの姿を描いています。中国の伝統的なカンフーシーンはもちろん、銃撃戦、爆破シーン、ロボットアクションなどの要素も生かし、若者のカンフー・ファンも共感できるエンターテインメント大作に仕上がっています。特に第2部では、IMAX3Dバージョンも上映されていて、よりスケールの大きい映像も楽しめます。

 第1部に続き、主演は、梁家輝(レオン・カーフェイ)、彭于晏(エディ・ポン)、楊穎(アンジェラ・ベイビー)と馮紹峰(ウィリアム・フォン)。監督は、香港の俳優で馮徳倫(スティーブン・フォン)。馮徳倫(スティーブン・フォン)は1974年香港生まれの歌手、俳優、映画監督です。1997年、音楽デュオ「Dry」のメンバーとして歌手デビューしました。Dry解散後は俳優としても活躍し、2004年に『エンター・ザ・フェニックス(原題:大佬愛美麗)』で長編映画監督デビューを果たします。この作品は、アクション映画ながらも、テロップをふんだんに使うというテレビ番組に似たような手法を取り入れ、新鮮さ満載で興味深い映像も堪能できます。映画の完結編・第3部の公開はまだ未定ですが、本当に待ち遠しいですね。

 

 1位、『96時間/リベンジ(原題:Taken 2)』。リーアム・ニーソン主演、リュック・ベッソン製作・脚本で2008年大ヒットを記録したフランスのアクションサスペンス「96時間」の続編が遂に中国に登場。2012年9月7日に第38回ドーヴィル・アメリカン映画祭でプレミア上映されたあと、先月中国で一般公開され、大ヒットを記録中です。今回のストーリーは、失われた家族の絆を修復するため、主人公・ブライアンが元妻と娘の3人でイスタンブールを訪れます。しかし以前の事件でブライアンに息子を殺されたアルバニア系犯罪組織のボスが息子のあだを討つためにブライアン一家への逆襲を始めます。一家3人にはどんな危機が迫るのでしょうか?そしてこの新たな殺戮から生き残れるでしょうか?日本での公開は来年1月に予定されています。ぜひご注目ください。(ミン・イヒョウ)

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