【スタッフ】
監督:馮小剛(フォン・シャオガン)
1958年北京生まれ。
「お正月映画ならフォン・シャオガン」と言われていて、『甲方乙方(甲と乙)』『不見不散(遥かな想い チャイニーズ・ドリーム in U.S.A.)』『没完没了(ネバーエンド)』『大腕(ビッグスター)』『手機(携帯電話)』など、数々の名作を発表しています。
【主な監督作品】
『遭遇激情(仮題:激情との出会い)』(1990)
『大撒把(仮題:手を離して)』(1992)
『天生胆小(仮題:生まれつきの弱虫)』(1994)
『甲方乙方(仮題:甲と乙)』(1997)
『不見不散(遥かな想い チャイニーズ・ドリーム in U.S.A.)』(1998)
『没完没了(仮題:ネバー・エンド)』(1999)
『一声嘆息(仮題:ため息)』(2000)
『大腕(仮題:ビッグ・スター)』(2001)
『手機(仮題:携帯電話)』(2003)
『天下無賊(仮題:渡る世間に鬼はない)』(2004)
『夜宴(女帝ーエンペラー)」(2006)
『集結号 戦場のレクイエム』(2007)
【主題歌】
楊坤(ヤン・クン)/『兄弟(仲間)』
【ストーリー】
舞台は1948年、新中国建国前夜の戦場です。戦死した仲間の名誉を回復するため一生を捧げた兵士の物語です。ちなみにタイトルの「集結号」ですが、「号」とは中国語で「ラッパ」を意味する言葉です。「集結号」は集合の合図のラッパのことで、このラッパの音が聞こえないかぎり、兵士たちには撤退することが許されません。壮絶な戦場で展開される男たちの物語となっています。
【レビュー】
この年末は、ピーター・チャン監督の『投名状』とフォン・シャオガン監督の『集結号』の一騎打ちと言われています。話題性の高い作品です。馮小剛(フォン・シャオガン)監督の代表作といえば、『不見不散(遥かな想い チャイニーズ・ドリーム in U.S.A.)』や『一声嘆息(ため息)』『手機(携帯電話)』『天下無賊』などがあります。庶民的なコメディ作品を撮る監督というイメージが強いですが、昨年の『夜宴(女帝ーエンペラー)』という作品では大型時代劇、そして今回はシリアスな戦争モノと、徐々にイメージチェンジを図っているようです。
前回の「女帝ーエンペラー」では、チャン・ツィイーを起用し話題となりましたが、今回は張涵予・障ナ超・任泉・王宝強・廖凡などといった役者が出演しています。日本ではあまりなじみのない名前ばかりですが、中国の映画やドラマ、舞台などで活躍している実力派がそろっています。彼らの迫力の演技にもぜひ注目してください。 (編集:ミン亦氷)
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