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少数民族の子守歌(前編)

2013-11-15 13:10:00     cri    


ナビゲーター 黄競

 11月中旬に入り、北京はだんだん寒くなり、夜間の最低気温が氷点下となりました。外がどんなに寒くても、暖かい部屋の中でお母さんの優しい歌声を聞けば可愛い赤ちゃんはすやすやと眠るでしょう。今回の中国メロディーは中国少数民族の育児の風俗習慣と子守歌をお送りましょう。

蒙古族の新生児誕生時の習慣「赤ちゃんの産湯」

 中国北方の広々とした草原に暮らす蒙古族は昔から遊牧生活を送っています。蒙古族にとって子供の誕生はその家族にとってめでたいだけでなく、部族全体にとっても大変喜ばしいことだとされています。子供が生まれたらまず、3日後に盛大なお祝いの儀式を行います。親戚や友人はもちろん部族の首領も参加し、子供に衣服や食べ物などのお祝いの品を贈ります。この祝いの儀式ではまず、母親と祖母が温水で子供を入浴させます。その後、赤ちゃんは母親に抱かれながらお客さんたちの祝福を受けます。部族の長老やラマ教の僧侶は赤ちゃんの額に、牛乳から作るバター・ソユを少し塗り、崇高な祝福を表します。儀式が終わると祝いの宴席を開き、お客さんたちをもてなします。

 蒙古族の親は子供の名前に多くの美しい願いを託します。もし女の子だったら例えば、美しいという意味のコーワや、牡丹の花を表すマンダルワなどで、男の子の場合には聡明という意味のスチンゴリル、英雄という名のバトルなどと名づけます。

赤ちゃんの誕生を知らせる「報喜鶏」

 中国中南部の湖南省と湖北省の西部に暮らすトゥチャ族は長い歴史を持つ民族で、その祖先は2000年前貴州省から移住してきたと言われています。トゥチャ族では女性の妊娠は喜こばしいことが起こる兆しとされています。赤ちゃんが生まれた後、もし男の子であれば、お婿さんは雄の鶏一羽を竹のかごに入れてお嫁さんの両親に贈ります。女の子であれば、雌の鶏を竹のかごに入れて同じくお嫁さんの両親に贈ります。鶏を受け取った両親はすぐに、赤ちゃんが男の子か女の子か分かります。特に初孫の場合、お婿さんのお母さんは、吉日を選びお菓子や赤ちゃんの衣類、それに布団を用意して新米ママと赤ちゃんに会いに行きます。

 トゥチャ族の人々は赤ちゃん誕生を知らせる鶏を「報喜鶏」「吉報を知らせる鶏」と呼びます。

楽しい1歳の誕生日

 朝鮮族は主に中国東北地方の黒竜江省、吉林省、遼寧省に暮らしており、中でも吉林省延辺朝鮮族自治州に多く住んでいます。朝鮮族の祖先は朝鮮半島から移住してきたそうです。この移民の歴史は今から300年前に遡ることができます。朝鮮族には赤ちゃんの1歳の誕生日を大事にする習わしがあります。

 赤ちゃんが生まれてから1年目の誕生日に親戚や知人を招待して、初めての誕生日の宴会を開きます。この日に母親と赤ちゃんは共に美しい民族衣装を纏い祝いの席に出ます。祝いのお膳には白い餅、ソンピョン、きび団子を用意して、果物、糸、米、お金、鉛筆、本などを乗せて、赤ちゃんが何を握るかを見るドルジャブイを行ってから、祝いの言葉と一緒にプレゼントを贈ります。

男の子の度胸を鍛える狩猟祭

 プユマ族(卑南族)は中国最大の島・台湾島東海岸に住む台湾原住民の種族の一つです。プユマ族は元々母系社会の部族で、今でも結婚した男性は妻の実家に嫁ぐ習わしが残されています。中国の歴史書によりますと、今から300年前の清の康熙皇帝の時代、プユマ族は朱一貴の叛乱の平定に功績を立てたことで、清朝より卑南大王に冊封され、近隣のアミ族やパイワン族から貢物や税の徴収を行い、台湾原住民の中で有利な地位を獲得しました。プユマ族がこのような地位を得たことは、その部族独特の教育方と関係があります。

 プユマ族には昔から男性が狩りに行って、女性は農耕をするという伝統があります。男の子は幼い頃から狩猟の訓練を受けます。また、一年中様々な狩猟祭りを行い、青少年たちの度胸や敵と戦う気概を鍛えます。数ヶ月に渡るこれらの狩猟祭りは、今日では3日間に縮まりましたが、プユマ族の伝統文化の一部として今でも一族に大事にされています。

番組の中でお送りした曲

 1曲目 蒙古族の子守歌 

 この曲は蒙古族民謡の深く重厚なメロディーで母親の深い愛情を表しています。

 歌詞は

 眠れ、よい子よ、

 ママの胸が一番暖かい

 暗い夜も怖くないよ

 ママがそばにいるよ

 2曲目 トゥチャ族の子守歌 

 北京天使合唱団が歌っています

 歌詞

 可愛いわが子よ

 お眠り お眠り

 いっぱい夢を見て、

 大きくなろうね

 3曲目   朝鮮族の子守歌    

 朝鮮族の民謡歌手・方初善が歌っています。

 歌詞

 明るいお月さまが大地を照らし、

 星が輝いている。

 眠れ、よい子よ、

 夢の中で微笑んで

 大空の星を掴むのか

 眠れ、良い子よ

 4曲目 卑南族の子守歌

 プユマ族の歌手・紀暁君さんがプユマ族の方言で歌ったこの子守唄は、歌詞の意味がよく分かりませんが、プユマ族民謡の自由豪放な魅力は印象的です。

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