西什庫教会(西什库教堂)

　この教会は｢北堂｣とも呼ばれ、現在、北京で最も大きく最も活動がさかんな教会です。康煕42年(1703年)に建てられました。もともとは、中南海湖畔の蚕池口（現在の国家図書館分館の斜め向かい）にあったため、蚕池口教会と呼ばれていました。光緒12年(1886年)に中南海が拡張されることになり、教会も現在の場所へ移転されました。教会が建てられたいきさつについては諸説ありますが、康熙帝が病を患っており、これを知った宣教師が自国の薬を献上しました。それを服用したところ、たちまち病は治ったそうです。このお礼として、この教会が建てられたという説が有名です。

　中国地質博物館(中国地质博物馆)

　1916年に建てられた、アジア最大規模の地質学博物館です。収蔵されている地質の標本は20万点余り。中でも恐竜の化石｢巨大山東竜｣は、最も保存状態が良いものです。他にも世界最大の水晶の玉、蛍石や方解石の結晶など中国を代表する鉱物標本も揃っています。