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蒲蒲蘭絵本館

2010-01-20 10:10:41     cri    

世界の絵本が揃う 蒲蒲蘭絵本館(ポプラ絵本館)

  北京市朝陽区。オフィスビルが建ち並ぶ都心の一角に、子ども達の笑い声があふれる素敵なお店があります。

 「KID'S REPUBLIC蒲蒲蘭絵本館(ポプラ絵本館)」。児童文学書の出版でおなじみの「ポプラ社」が中国法人を立ち上げ、2005年10月にオープンした書店です。

絵本館 外観

中日英3ヶ国語の絵本が

 まるでおもちゃ箱をひっくり返したような明るい雰囲気の店内には、世界各国の絵本がズラリ。国際都市・北京らしく、中国語はもちろん、英語や日本語の絵本も揃います。また、絵本館1階のキッズルームでは、絵本の読み聞かせや工作など、子ども向けイベントが週末ごとに開かれます。  

 中国でも児童向けの読み物は多く出版されていますが、いわゆる「絵本」はこれまで存在しませんでした。しかし、絵本館のオープン以来、口コミで噂が広がり、絵本を買い求めにやってくる親子連れが後をたちません。絵本に夢中になっているのは子どもだけではありません。中国のお母さん達もすっかり絵本の魅力にはまり、ボランティアとして店のお手伝いに来ている方もいるのだとか。
               

絵本館 店内

お母さんと一緒に

 中国の子供たちにすばらしい絵本を読んでもらいたい。そして将来、中国人作家による絵本を産み出していきたい。「ポプラ絵本館」では、絵本の普及・絵本文化の育成を目指し、中国における絵本作家・画家の育成にも力を入れています。最近では、中国の絵本作家・周翔さんの「荷花鎮的朝市(日本語題:ヤンヤンいちばへいく)」の中日同時発売を手がけ、店内で記念サイン会を開催したそうです。そのほか、中国出版社と協力しての翻訳絵本の出版、知育玩具の開発など、幅広い分野にわたって活動を行なっています。

 大人になっても、子供のころ読んだ絵本の世界はずっと記憶に残るもの。そして、大人になってもやっぱり楽しめるもの。奥深い絵本の世界に触れることのできる「ポプラ絵本館」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?(撮影・文:末永 由希)

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