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無錫のエコ都市作り

2010-11-17 13:10:22     cri    






















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 中国の東南部に位置する無錫は昔から美しく、豊かな都市で知られています。無錫は北に長江が流れ、南に太湖に臨み、西は南京に接し、東は上海に隣接しています。四季がはっきりしていて、物産が豊富で、中国では、「米と魚の故郷」と謳われています。 

 また、無錫は美しい太湖の一角に位置し、「太湖の真珠」とも呼ばれています。2500年前の春秋戦国時代、越国の大臣・范蠡は敵国の呉を打ち負かし、絶世の美女、西施を連れて太湖で隠居生活を過ごしました。その間、中国史上初の魚の養殖に関する専門書<養魚経>を書き上げました。その後、范蠡を記念するため、地元の人々は、無錫に面した太湖の一部を蠡湖と呼んでいます。

 21世紀に入って、無錫は長い間にわたる整備によって、今の蠡湖の36キロの沿岸地区を無錫では最大規模の公園に作り上げました。今日のこの時間は蠡湖の変遷についてお話しましょう。

 無錫の呉橋に住む年配の杜さんは毎朝、バスに乗って蠡湖の畔・渤公島に行き、渤公島を半日間遊びます。蠡湖の新鮮な空気と美しい景色を楽しみながら、杜さんは

「私は毎朝6時にここに来て運動する。ここは景色が素晴らしく、体を鍛えるもってこいの場所だと思う」と述べました。

 杜さんのように蠡湖の美しい景色を楽しむ人はますます多くなってきています。休日になりますと、蠡湖の畔のあちこちに観光客の姿が見えます。

 蠡湖の変容について、無錫のお年寄りの方々ははっきり覚えています。1960年代の末、「湖を埋めて水田を作る」という政府指導の下で、蠡湖の面積が大いに縮められ、環境汚染も酷かったのです。

 2001年、無錫政府はエコ都市づくりの目標を打ち出しました。これについて、無錫市都市計画局の翁林敏局長は

「この計画に基づき、無錫の美しい山と湖をうまく保全し、新しいエコ都市を作ることができた」と説明しました。

 無錫史上最大の都市建設プロジェクトとし、蠡湖の建設は都市の発展と未来に重要な影響を及ぼしています。このプロジェクトではアメリカの有名な会社が都市発展設計案を制定し、投資総額が100億元に達します。

 2002年、蠡湖地区エコ環境プロジェクトが本格的にスタートを切り、48の会社や面積にして8万平方メートルの家屋、それに130ヘクタールの養殖区域が蠡湖から撤退しました。その代わりに、睡蓮、カンナなど30万本の水生植物が栽培され、蠡湖の姿が一変しました。

 こうした中で、人間と自然は調和が取れています。今、蠡湖は無錫のエコ都市作りの面でのモデルだと言われています。

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