現代の栄養科学の観点から見て、二種類または二種類以上の食品を合理的に組み合わせれば、その相性がよくなり、栄養を相互に補う作用があります。

　1、ゴマとコンブの組み合わせ：一緒に煮て食べれば、美容や老化防止の作用があります。

　2、豚のレバーとホウレンソウの組み合わせ：この二つの食物はいずれも血液を補う働きがあり、貧血の治療にすばらしい効き目があります。

　3、コーヒーの組み合わせ：玄米をよく蒸してから粉末にひき、牛乳や砂糖、コーヒーを入れて飲めば、痔や便秘、高血圧などの治療によりよい効き目があります。

　4、牛肉とジャガイモ：牛肉は栄養価が高く、脾臓や胃の機能を強める作用があります。この二種類の食物を一緒に煮れば、味が良くなるだけでなく、ジャガイモに含まれる豊かなビタミンには胃の粘膜を保障する作用があります。

　5、ユリとタマゴ：神経を鎮め、精力を旺盛にする効き目があります。漢方医学では、ユリは痰をきれいにし、虚弱体質を補うとされています。この二種類の食物に砂糖を入れて料理すれば、効果がいっそうよくなります。

　6、羊肉とショウガ：羊肉は体力を強め、暖かさを生じさせます。ショウガは寒さを払い、暖かさを保つことができます。一緒に食べれば、寒さによる腹痛を治療できるとされています。

　7、スッポンと糖蜜：この二種類の食物を組み合わせたものには、豊かな蛋白質や脂肪、また豊富なビタミンが含まれるほか、カプリル酸、パントテン酸、ケイ酸なども含まれ、心臓病、貧血などに対して治療効果があるほか、成長を促進し、老化を予防する機能もあります。

　8、アヒルの肉とヤマイモ：アヒルは人体の水分を補い、また熱を払い、咳を止めることもできます。ヤマイモをアヒルと一緒に食べれば、脂っこさをなくすことができます。

　9、コイとお酢：人体の腫れものをなくすことができます。

　10、肉類とニンニク：ビタミンBが人体にとどまる時間はとても短いので、肉を食べる時にアリシンを一緒に摂取すれば、ビタミンBがとどまる時間を長くすることができます。血液の循環を促し、体の疲労感を払い、体質を強くすることなどに作用があります。したがって、肉を食べる時はニンニクを食べることを忘れないようにしてください。（訳：玉）