中国の習近平国家主席の特別代表としてアメリカを訪問中の楊潔チ国務委員は24日ワシントンで、オバマ大統領の特別代表ケリー国務長官と、第7回中米戦略と経済対話の枠組みにおける中米「海洋保護」特別会議に出席しました。その席で、「中米両国は、現在の協力成果をもとに、『海洋保護』を中米協力の新しい成長ポイントとすべきだ」と強調しました。

　楊国務委員は「中米はともに海洋大国で、海洋の探査と認知、開発利用、保護に寄与しており、世界の海洋管理の面で共通の利益が多い」と述べました。その上で、「新しい情勢の下で両国は一層努力し、『海洋保護』を中米協力の新しい成長ポイントにすべきだ。双方は、現在の対話と協力のメカニズムを十分生かし、海洋生態系の整備、海洋環境の測定、漁業資源の保護、公海での不法操業取り締まり、海上の人道救助、危険物の輸送管理、国連やアジア太平洋地域経済協力会議（APEC）の枠組みにおける実務的な海洋協力、海洋の持続可能な開発などを共同で進めていくべきだ」と強調しました。

　これに対しケリー国務長官「アメリカは中国とともに、海上での法の執行と海洋の持続可能な開発等の分野で協力し、人類の共同の福祉を維持促進していきたい」と表明しました。（Mou　keiko）国際・交流へ