国際通貨基金（IMF）のライス報道官は11日「重要な分野でギリシャとの意見の隔たりが大きいため、IMFはギリシャに対する支援のための交渉を既に中断し、担当者らはワシントンに帰任した」と発表しました。

　ライス報道官は同日開かれた記者会見で「（IMFとギリシャの）双方は、年金制度の改革や税収改革、資金支援などの重要な分野で大きな隔たりがある。この隔たりが埋まらないため、双方の交渉が妥結するにはまだ大きな距離がある」としました。

　ライス報道官はまた、「IMFはいつでもギリシャと支援のための交渉を再開させる準備ができているが、具体的なタイムスケジュールはない」と強調しました。（劉叡、小山）　国際・交流へ