中国と韓国が1日、自由貿易協定(FTA)に調印したことを受け、台湾の産業界は、両岸の経済貿易協力が遅れていることに対して反省すると共に、「海峡両岸サービス貿易協定」に対する審査を速やかに承認するよう求めています。
台湾当局指導者の馬英九氏は「韓国は3年間で大陸と自由貿易協定に調印した。台湾と大陸は5年前に経済協力枠組み協定(ECFA)に調印したが、『海峡両岸サービス貿易協定』と『両岸協定監督条例』に対する立法機関の審査は停滞している」とし、これらの協定と条例に対する審査を加速させるよう立法院に要請しました。
台湾と韓国の中国大陸への輸出品目の重複率が70%を超えていることを受け、石油化学大手の台湾プラスチックグループ(FPC)の陳宝郎会長は「FTA調印により韓国石油化学製品への関税率はこれから毎年下がっていくが、台湾製品への関税率は5%~6%で、競争力の点で大きな打撃を受けるだろう」と指摘しました。(ジョウ、小山)暮らし・経済へ
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