李克強首相のラテンアメリカ4カ国歴訪は訪問国との経済貿易協力を推進し、各国との人的交流を深めました。この4カ国の主流メディアは李首相の訪問の様子を大いに報道し、中国・ラテンアメリカの友好関係を高く評価し、協力関係の更なる強化を期待しました。

　ブラジルの国営通信社は「李首相の訪問は両国の経済貿易協力を強め、両国の産業優勢の相互補完を促進し、ブラジルの経済に活力を注いだ」と評価しています。

　コロンビアの主流メディアは「李首相の訪問は中国・コロンビアの経済貿易協力を推し進めた」と見ています。

　ペルーの新聞は「李首相はペルーを訪問し、両国協力の潜在的能力を証明した」と報道し、両国首脳が調印した協力文書を注意深く見守っています。

　チリのメディアは李首相が国連ラテンアメリカ・カリブ経済委員会で行った演説とこの委員会が発表した『ラテンアメリカ・カリブと中国」と題する報告に強い関心を寄せています。

　李首相が訪問期間中示した中国・ブラジル・ペルーの3カ国がブラジルとペルーを跨ぎ、南米大陸を横断する「両洋鉄道」の共同建設の可能性研究はブラジルとペルーの関心を引き起こしています。ペルーのメディアはウマラ大統領の話を引用し「この鉄道建設は南アメリカとアジア沿岸諸国との連携を広げ、貿易関係を強め、南アメリカ大陸の工業化を促進できるだろう」と報道しました。

このほか、一部の国のメディアは李克強首相の歴訪を次のように分析しています。フランス通信社は「李首相のブラジル訪問は多くの成果を収めた。中国指導者のラテンアメリカ訪問は中国が重要な貿易パートナーとしての役割を示している」と見ています。

スペインの新聞『エル・ムンド』は「李首相の訪問は習主席が年頭に開かれた中国・ラテンアメリカフォーラム初の閣僚級会議での演説の精神に基づき、双方の全面的な協力パートナーシップをさらに深めた。向こう10年間、中国がラテンアメリカ地域における直接投資額が2500億ドルに達することはラテンアメリカ諸国に多くの変化を与えるだろう」と報道しました。（殷、kokusei）　国際・交流へ