dsa

　アメリカのポールソン元財務長官とルービン元財務長官は現地時間20日、「アメリカは対中国の輸出規制を緩和させるべきであり、一方、中国はアメリカの会社を含む私企業が競争に参加できるよう、さらに開放すべきだ」との考えを示し、両国は自国に対する相手国の批判を真剣に考慮するよう呼びかけました。

　これは、2人の元財務長官がアメリカの雑誌「アトランティック・マンスリー」に共同署名で発表した文章の中で指摘したものです。「なぜアメリカは中国に耳を傾けるべきか？」と題した、この文章では「米中関係には従来、協力と競争が共存している。しかし、最近、競争がより注目されている。米中は経済の話題を議論する際、相手に対する不満をよく先に表す。互いに非難し、相手が自らの要求を承知するよう迫り、相手が先に行動することを待つ」と分析しています。

　また、文章では対中国輸出規制の緩和は、米中協力の形を拡大するもので、これまでの中国の非難を解決することに役立つ。クリーンエネルギーの分野では対中輸出を増やすだけでなく、環境保護の目標と気候変化に関し、中国を手伝うこともできる」としています。

　一方、中国の投資者は、長期債務の状況を悪化させない下で、経済成長を加速させることでアメリカを支援できる。アメリカは、国際と国内の資本がインフラ整備に加わるために友好的で利便性の高い環境を作り上げるべきで、これは、雇用促進と競争力の強化にプラスとなる」という見解を示しました。

　文章は「こうした活動を通じて、両国は自国の経済力を強め、両国関係の刺激的な要因を取り除き、相互信頼を強化することができる」と強調しました。（Mou）国際・交流へ