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 外務省、悪意の宣伝と挑発の停止をフィリピンに促す

2015-05-05 13:25:17     cri    

 中国の南沙諸島の島嶼における建設活動が「南海各国行動宣言」に違反しているというフィリピン側の非難について、中国外務省の華春瑩報道官は4日の記者会見で、「フィリピンは、悪意のある扇情的な宣伝と挑発を直ちにやめ、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の多くの国と歩みを同じくし、共に南海の平和と安定を守るべきだ」と指摘しました。

 報道によりますと、フィリピン外務省の報道官がこのほどインタビューを受け、「フィリピンと中国の南沙諸島での建設工事に関しては『南海各国行動宣言』が締結された2002年の前か後かを考えるべき」との考えを示したうえで、フィリピンによる中業島における空港建設工事は「2002年より前に行われ、その後は滑走路の改修工事をしただけだ。しかし、中国側による島嶼建設は2002年以降に行われたため、フィリピンは中国側による埋め立て作業を『宣言』に違反するものとみなしている」と話したということです。

 華報道官はこれについてコメントを求められ、「南沙諸島の島嶼における中国側の建設活動は合法で理にかなうものだ」との立場を改めて示した上で、フィリピン側の言い分について次の3点から反論しました。

 一、1970年代以降、フィリピン側は中国の南沙諸島の一部の島嶼を不法占拠している。これは、両国の南海におけるトラブルの核心であり根源である。

 二、「不法行為から合法的権利と効力は生まれない」という基本的な法的原則に則り、中国は南沙諸島の関連島嶼がフィリピンに不法占拠されているという、いわゆる「現状」を認めないだけでなく、フィリピン側による中国の南沙島嶼における違法な建設活動に反対する。中国はフィリピン側に対し、関連の違法な建設活動を直ちに停止し、あらゆる人員と施設を撤去するよう改めて求める。

 三、「南海各国行動宣言」は、関係各方面が共に順守することが必要だ。中国は領土主権と海洋権益を断固として守ると同時に、関係当事国との対話による関連のトラブル解決に終始尽力している。これは、「宣言」の精神と規定に合致するものだ。これと同時に、中国はASEAN諸国と共に、「宣言」の全面的かつ効果的な実行や海上の実務的協力の展開、「南海行動準則」協議の穏やかな推進などに取り組んでいる。(洋、小山)

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