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 李克強首相、訪中の河野洋平氏と会談

2015-04-15 10:08:53     cri    

 中国の李克強首相は14日午後、北京の人民大会堂で、日本の元衆議院議長で、日本国際貿易促進協会の河野洋平会長が率いる経済界の代表らと会談しました。

 李首相は中日関係について、「依然として困難に直面しているものの、互いに関係改善を望んでいる。中国政府は日本との関係を重視しており、『歴史を鑑とし、未来に向かう』という精神で、中日間の4つの政治文書を基礎にして、両国の戦略的な互恵関係を引き続き推進し、この地域の国々と共に東アジアの平和と安定、発展を維持していきたい」と述べました。

 また、李首相は「河野談話」にも触れ、「今年は世界反ファシズム戦争及び中国人民の抗日戦争勝利70周年にあたり、中日関係は課題もある一方、チャンスにも恵まれている。日本側が歴史問題にどう対処するのかが肝心だ。河野会長が過去に、『河野談話』を発表したことは、政治家として勇気ある行為であり、『村山談話』と共に日本政府が持つべき歴史問題に対する正しい態度を示している。日本政府はアジアの隣国との長期的な関係発展に着眼し、問題を適切に処理し、周囲に対し歴史を直視する積極的なメッセージを送ってほしい」と指摘しました。

 これに対し、河野会長は「日本国際貿易促進協会は長年、日中友好協力に力を入れて来た。70年前に起こした戦争がアジアの隣国に被害をもたらしたことを忘れてはいけない。日本の国民もまた、その戦争の被害者である。われわれは歴史を忘れていないし、忘れてはいけない。今回、『歴史を直視し、将来に向かう』という精神で中国を訪問した。日本各界は中国の経済発展を注目しており、中国が提唱したAIIB・アジアインフラ投資銀行を重視している」と述べました。(藍、山下)

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