ドイツ、フランス、ロシアとウクライナの外相は14日、ベルリンで共同声明を発表し、ウクライナの関係各方面が新ミンスク合意の内容を履行し、衝突の政治的解決を推進するよう呼びかけました。

　4カ国の外相は13日ベルリンで会談を行い、ウクライナ東部の情勢や新ミンスク合意の推進などについて意見を交換し、ウクライナ東部では衝突が続き、いまだに緊張した情勢が続いていることを確認しました。

　声明は、各方面に対し衝突を停止し、全面的停戦という約束を果たし、重火器を撤去するよう呼びかけました。また、欧州安全保障協力機構（OSCE）、ロシア、ウクライナによる3者連絡グループに対しては、OSCE特別監視団と交渉して関連のスケジュールを制定するよう求めています。

　さらに、4カ国の外相は3者連絡グループの枠組み内で安全保障や政治プロセス、人道的立場からのプロジェクト、経済事務の4つの作業部会を発足することに同意しました。（ooeiei、小山）　国際・交流へ