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 韓国首相「日本の教科書が歴史を歪曲している」と批判

2015-04-10 09:51:41     cri    

 韓国の李完九(イ・ワング)首相は9日、今月6日に検定合格した日本の中学校教科書に、いわゆる「任那(みまな)日本府」存在説が記載されることについて、歴史問題がアジア地域の平和及び新しい平和秩序にとり、極めて重要だと強調し、「真実を覆い隠し、歴史を歪曲してはならない」と批判しました。

 一部の日本の学者は4世紀から6世紀までの間に、大和朝廷が朝鮮半島南部を支配する政治機構「任那日本府」を設置したとみています。一方、韓国と朝鮮はいずれもこれを否定しており、日本でも多くの学者に認められていません。

 しかし、日本の文化庁は公式ホームページで、韓国の文化財について説明する際、相変わらず「任那時代」という言葉を使用するだけでなく、文部科学省の検定で合格した中学校教科書にも「任那日本府」の内容が記載されています。

 これを受け、韓国の李完九首相は「歴史を歪曲する日本のやり方は是非を転倒するものだ。しかし、歴史の真実を隠すことはできず、いずれ厳しい歴史の評価を受けるだろう」と批判しました。また、韓日古代史に関する研究を強化し、歴史の真実を明らかにするために具体策をつくるよう、韓国教育省に促しました。

 韓国外務省の魯光鎰(ノ・グァンイル)報道官も同日の定例記者会見で、日本の教科書に「任那日本府」に関する内容が記載されたことに、遺憾の意を表明し、教科書の内容に対する改定を改めて日本政府に促す姿勢を示しました。(ZHL、山下) 国際・交流へ

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