ギリシャの財務次官は6日、議会委員会で発言し、「会計監査院が専門家を集め、歴史資料に基づき調査した結果、ドイツ占領時、インフラ施設に与えた損害や、死傷者に対する賠償など、ギリシャが受けた損害に対する賠償額は合わせて2787億ユーロにのぼる」との見方を示しました。

　ドイツ政府のザイバート報道官は3月11日、「政治、あるいは法律プロセスの角度から、ドイツはギリシャへの義務を果たした」と主張し、「ドイツとしてはナチス・ドイツがヨーロッパ諸国に与えた災難を銘記し、ドイツの歴史責任を認識している。しかし、ドイツが第二次世界大戦の被害を受けた国に対する戦時賠償と補償的な賠償はすでに終わった」と説明しました。（殷、山下）国際・交流へ