第12期全国人民代表大会（全人代）第3回会議は8日午後、人民大会堂で第2回全体会議を開き、全人代常務委員会の張徳江委員長による全人代の活動報告と、李建国副委員長による立法法改正草案に関する説明を聴取しました。

　張委員長は報告の中で7つの面から過去1年間の全人代の主な活動を振り返り、憲法を中心とする中国の特色ある社会主義法体系の整備や法律の実施状況と「一府両院（人民政府と人民検察院、人民法院）」の活動に対する監督、代表の活動の深化と拡大、全人代の対外交流活動などの面から2015年の主な活動を述べました。

　このほか、李副委員長が、立法と政策の結びつきや地方立法権の付与、税収の法定原則の確立、部門の規定と地方政府の規定の権限の規範化を含む立法制度の整備など6つの面から立法法改正草案について説明しました。

　立法法は2000年に施行されたものですが、経済と社会の発展や改革の深化によって、立法作業で新しい状況や課題に直面しており時代に適した改正が必要になっています。（ヒガシ）