全国政治協商会議の兪正声議長は3日、第12期全国政治協商会議第3回全国会議の開幕式で活動報告を行い、2014年、政協常務委員会は海外での広い人脈と、交流ルートの多い優位性を生かし、香港やマカオ、台湾の同胞及び華僑との団結と連携をさらに強化することを明らかにしました。

　この中で、兪議長は「一つの中国政策を堅持し、両岸関係の平和的発展を軸に、政協委員と台湾民意代表間の相互交流メカニズムを整備し、河洛文化、両岸の農業協力、宗教文化、伝統の道徳倫理などについて、台湾島内の関連団体、代表者及び末端の人々との交流を強化し、両岸協力の民意の基礎を固めた」と述べた上で「華僑と帰国者との連携を強化し、華僑の政協会議列席や帰国見学などを組み込み、海外での中国語教育の発展について研究し、中国語教育の規範化を推進し、華僑の団体設立を促進してきた」としました。

　2015年の活動について、兪議長は「『一国二制度』という方針と基本法を全面的かつ正確に貫き、香港特別行政区、マカオ特別行政区行政長官と政府の法に基づく施政を支援し、香港とマカオ委員が積極的な役割を果たす方法を模索し、大陸と香港、マカオの交流と協力に知見で貢献する」との考えを述べました。（ヒガシ、林）