日本駐在の中国大使館が23日に明らかにしたところによりますと、中国人研修生の2人の男性が22日夜、茨城県で襲われ、一人が死亡、一人が負傷したということです。

　この2人はいずれも河北省の出身で、茨城県の農家で農業技術を習っていたということです。22日夜10時頃、2人は帰宅途中に複数の人物に刃物で襲われ、一人は病院に運ばれた後に死亡、負傷した一人は命に別条はありません。

　日本駐在の中国大使館は領事館員を派遣し、負傷者を見舞い、地元の警察当局に事件の迅速な解決を求めました。

　事件発生現場は周囲が田畑に囲まれた農道で、夜になるとあたりは真っ暗です。襲撃者は車のライトで被害者の目を照らしたため、被害者は相手の顔がはっきりと見えなかったということです。

　なお、日本国内では、労働力不足を解消するために外国人技能実習生を受け入れています。西日本では、現在少なくとも5万人の中国研修生が建築や水産業、牧畜業などに携わっています。（藍、林）国際・交流へ