中国の習近平国家主席は6日、人民大会堂でコスタリカのソリス大統領と会談しました。両首脳は共同で、「平等、相互信頼、協力、ウィンウィン」の戦略的パートナーシップの構築を宣言し、政治的な相互信頼と互恵協力をしっかりと堅持し、両国関係を持続的に発展させていくことで一致しました。

　習主席は「中国とコスタリカはいずれも、相手国との関係発展を重視している。両国関係は確固たる基礎があり、安定した発展を保ち、豊かな成果を上げている。われわれが戦略的パートナーシップの構築で合意したことは、両国関係の発展を推進する強い決意を十分に表している。双方は心を一つにし、力を合わせて、中国とコスタリカの関係を異なる規模や国情を持つ国家同士の友好協力の手本としなければならない」と強調しました。

　習主席はさらに、「われわれは戦略に立脚し、中国とコスタリカの長期にわたる友好と共同発展の方向を把握し、お互いの核心的利益に関わる問題を理解し合い、支持し合うべきだ。双方は気候変動などの世界と地域の問題における意思疎通を強化し、共同で発展途上国の利益を守らなければならない」と指摘しました。

　ソリス大統領は、「国交を樹立して7年来、コスタリカと中国の関係は今までにない歴史的な発展を遂げてきた。コスタリカの政府と人民は、中国による支持に感謝している。コスタリカは中国との関係を高く重視しており、両国関係の戦略を広げ、双方の政治的信頼を強め、教育や投資、インフラなどの分野における協力を深めていきたい」と述べました。（洋、林）