中国の王毅外相は28日、バングラディシュのハーミド大統領とハシナ首相とそれぞれ会談しました。

　ハーミド大統領とハシナ首相は「中国はバングラディシュの真誠なる友人である。中国はアジア開発においてリードしている。バングラディシュはこれをチャンスと捉え、中国の投資をひきつけ、インフラ整備の大型協力プロジェクトや、工業団地の設置、人的資源の開発を進めることを通じ、雇用を促していきたい」と話し、「一帯一路」（シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード）や中国・バングラディシュ・インド・ミャンマー経済回廊の開発へ積極的に参与する姿勢を示しました。

　これに対し、王毅外相は「中国の夢とバングラディシュの夢は共通点があり、中国は両国国交正常化40年を機に、ハイレベルの相互訪問を保ち、互恵協力を拡大させ、両国関係に新たな原動力を注ぎたい。中国は、農業の現代化や工業生産力の強化、インフラ整備、エネルギー不足の緩和などでバングラディシュを援助していきたい」と述べるとともに、「一帯一路」と中国・バングラディシュ・インド・ミャンマー経済回廊の枠組みの下で、バングラディシュを含めた南アジア各国と交流協力を強め、共同発展を実現させていく姿勢を表明しました。（Mou）