中国の李克強首相は現地時間の16日にセルビアのベオグラードでスロベニアのミロ・ツェラル首相と会談しました。

　李首相は「1992年に国交を樹立して以来、中国とスロベニアの関係発展は順調である。双方の経済補完性は強く、実務的協力を拡大していく見通しは明るい。コベル港の開発をはじめ、設備の高いコストパフォーマンスなどの優位性を生かし、中国側はスロベニアのインフラ建設や原子力発電所の改造に積極的に参加していきたい」と述べました。

　ツェラル首相は「スロベニアには良好な投資環境と豊かな観光資源がある。インフラ建設や観光、投資などの分野における両国の協力を拡大していきたい」と述べた上で、コベル港を中国の商品がヨーロッパに入る門戸になるよう整備し、対中輸出を拡大していく意向を示しました。（ZHL、高橋敬）