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12月13日は中国で初めての南京大虐殺犠牲者国家追悼日です。午前10時、国家追悼式典が侵華日軍南京大虐殺殉難同胞記念館で行われました。中国の習近平国家主席が式典に出席し、演説を行いました。
習主席は演説の冒頭で、「本日、南京大虐殺犠牲者の国家追悼式典を行うのは、南京大虐殺でなくなった犠牲者、日本侵略軍に殺害されたすべての犠牲者、ならびに中国人民抗日戦争のために命をささげた烈士と民族の英雄たちを追悼するためであり、中国人民が平和発展の道を断固として進む願いを表すためであり、中国人民が歴史と過去を忘れず、平和を大切にし、未来を切り開くという揺るぎない立場を意思表示するためでもあります」と式典を開いた目的を明確にした上で、「歴史は時代の変化に伴い変わりゆくものではなく、事実もまた巧みな言いまわしで消し去ることができるものではありません。南京大虐殺は山の如く動かぬ事実であり、改ざんは許されるものではありません。南京大虐殺の犠牲者のために国家追悼式典を行うのは、平和への思いと平和の維持を呼びかけるためであり、恨み続けるためではありません。中日両国の人民は世代を超えて永遠に友好を保つべきです。歴史を鑑みとし、未来に向け、人類の平和のためにともに貢献していくべきです」と中日両国に呼びかけました。
習主席は更に、「さきほど、われわれは南京大虐殺犠牲者国家追悼鼎(てい)の除幕式を行いました。この鼎を設置したのは、『歴史を鑑みとし、後世に戒め、永遠に忘れず、平和を祈願する』という願いを世間に示すためであります」と述べました。
習主席は最後に、「本日、中国人民は国際社会に対して厳粛に誓います。今日の中国は世界平和の揺るぎない提唱者であり、それを守りぬく力を持っています。中国人民は人類の平和と発展という崇高な事業を揺るぐことなく支持しています。誠意をもって各国人民と団結し、平和が持続し世界の共栄を目指して、一緒に努力して邁進していきましょう」と呼びかけました。(白昊、高橋敬)
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