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　中国の習近平国家主席は4日、北京の人民大会堂で、中国を訪問中の南アフリカのズマ大統領と会談を行いました。両元首は両国関係の発展のために全面的な計画を立て、共同で両国関係を政治的相互信頼、経済的互恵協力、人的相互交流、安全保障面での相互扶助という全面的戦略パートナーシップを築いていくことを決めました。

　習主席は、「中国と南アフリカはいずれも、発展途上の大国で新興市場の国でもあり、平等な立場での相互信頼、全面的協力、互恵共栄、共同発展できる良き友である。両国関係を発展させるのは中国の対外政策で重要な方向性であり優先的な戦略上の選択だ。昨年私が南アフリカを訪問した際、われわれは両国関係を全面的戦略パートナーシップに上げることで共通認識に達した。今後われわれはチャンスをつかみ、両国関係の発展を全面的に計画し、協力を深め、両国関係が中国・アフリカ協力をリードするモデルになり、発展途上国が団結し協力を強化し、グローバルガバナンスを健全化し、国際関係の民主的発展を促進する力になるようしていく」と述べました。

　ズマ大統領は「新たな南アフリカは未だ若い国家であり、国家建設という困難な任務に追われている。われわれはそれに対する中国の支援と援助を感謝するともに、中国の核心的利益と重要な関心事を理解し、尊重する。両国の全面的戦略パートナーシップを強化し、国家の発展を加速させたい。今年中国で開催された『南アフリカ年』は成功を収め、双方の友情と協力を強力に促進した。今回の訪問で習主席と両国関係の今後の発展について共に計画を立て、双方は一連の協力協定に調印した。これは両国関係を新しいレベルに引き上げるに違いない」と述べました。

　会談後、両元首は「中華人民共和国と南アフリカ共和国の5～10年の協力戦略計画2015～2024」及び経済貿易、投資、農業などの分野での協力文書の調印式に出席しました。（玉華、小山）