中国外務省の華春瑩報道官は1日、定例記者会見で、「中国の中央政府と香港特別行政区政府は、イギリスによる香港『調査』を拒否すると何度もイギリスに表明してきた。どのような外国政府や機関、個人であっても、香港への干渉に中国は断固反対する」と強調しました。

　イギリス下院外交委員会のリチャード・オッタウェイ委員長は11月30日、「英下院外交委員会調査団への中国側による香港出入り禁止通知は、公然たる対抗行為」としました。

　これに対し、華報道官は「香港は中国の特別行政区だ。香港の事務は中国の内政だ。中国は何度も表明してきた。どのような外国政府や機関、個人であっても、香港への干渉に中国は断固反対すると」としたうえで、「英下院外交委調査団による香港への、いわゆる『調査』に対し、中国の中央政府と香港特区政府は、断固反対の立場をイギリス側に何度も示し、香港『調査』計画を取り消すよう求めた。イギリスの一部議員が『調査』に固執すれば、それこそ中英関係を損なう、公然たる対抗行為だ」と指摘しました。（白昊、山下）