四川省甘孜チベット族自治州康定県（北緯30.2度、東経101.7度）で25日午後11時19分に再びマグニチュード5.8の地震が発生しました。震源の深さは約16キロメートルで、地元の住民は強い揺れを感じました。

　今のところ3人が軽く負傷したほか、一部の家屋の倒壊が確認されています。康定空港では建物の亀裂や、天井の落下などの被害が出ています。甘孜チベット族自治州政府は連夜で作業グループを空港に派遣し、離着陸などの安全を確保しています。

　25日の地震発生直後、地元の避難所には住民が集まり、夜中の12時ごろ家に戻りました。現在、被災地の交通は正常な状態に戻りましたが、通信状況がよくないため、ウィーチャットを利用して連絡する人が多くいます。

　25日の地震が22日の地震の余震であるかどうか、これ以後さらに強い地震が発生する可能性があるかどうかについて、専門家は現在分析中です。（殷、林）暮らし・経済へ