中国の李克強首相は24日午前、ドイツ・バイエルン州の州知事で、与党連盟3党の1つ、キリスト教社会同盟（CSU）のゼーホーファー党首と会談しました。

　ゼーホーファー党首は、先日四川省康定県で発生したマグニチュード6.3の地震について慰問の意を伝えました。李首相は、ゼーホーファー党首に感謝の意を示した後に、救援活動は順調に進められていると伝えました。

　また、李首相は「現在、中国は引き続き行政システムの簡素化と権力の開放などを含む政府自身の改革を推し進め、市場の活力を刺激している。これは、多様な市場の担い手を生み出し、多くの起業チャンスを促し、豊富なイノベーションを起こし、経済成長がもたらす雇用人数を大幅に増加させ、中国の経済発展の新たな動力となっている。中国は、バイエルン州との協力と交流を強め、経験を分かち合い、両国の協力レベルを更に推し進めたい」と述べました。

　ゼーホーファー党首は「中国は正しい発展の道を選び、大きな成功を収めた。ドイツと中国の各分野における協力は絶えず深まり、多くの成果を得ている。バイエルン州は中国との経済貿易、人文、地方などの交流と協力を強化し、両国関係を更に推進させたい」と話しました。（劉叡、高橋敬）