第17回中国・東南アジア諸国連合（ASEAN）首脳会議は13日議長声明を発表し、「『南海各国行動宣言』の着実な実行に力を入れ、協議を通じて意見の一致をみた上で『南海行動規範』の早期作成に努めていく」と改めて強調しました。

　声明は、「会議に参加した首脳らはこれまで合意した措置の着実な実行を支持する。その中には、各国海上合同捜索救助ホットラインと外交部門の海上緊急事態に対応する高官ホットラインの開設、および海上合同捜索救助机上演習などといった内容が含まれている」と指摘しました。

　このほか、首脳らは2015年を「中国・AESEN海洋協力年」に定めることで合意し、中国・ASEAN海上協力基金の利用について中国が提出した包括的法案を受け入れました。法案には、海上相互連結、海洋科学技術、海洋科学研究、捜索救助、災害管理、航行安全などの分野における協力を支持するなどといった内容が盛り込まれています。（洋、kokusei）