中国の習近平国家主席とアメリカのオバマ大統領による中米首脳会談が12日、北京の人民大会堂で行われました。

　席上、習国家主席は、「台湾海峡の平和と安定は中米の共通した戦略的利益に合致するものであり、アメリカが『1つの中国』政策や中米の3つの共同声明の原則に則り、武器販売を止め、実際の行動で海峡両岸の平和と発展を支持することを期待している」と述べました。

　それに対して、オバマ大統領は、「アメリカは中国の統一を阻害または損なう意図はない」と表明するとともに、「台湾問題におけるアメリカの立場に変わりはなく、『台湾の独立』を支持しない。両岸の関係改善を強く支持する」と述べました。（閣、小山）