中国の習近平国家主席は12日、タジキスタンの首都ドゥシャンベでパキスタンのアジズ国家安全保障・外務担当首相顧問と会談しました。

　習主席はアジズ首相顧問を通して、フセイン大統領とシャリーフ首相に挨拶と祝福の意を伝えました。

　習主席は「中国とパキスタンはいかなる時も理解しあい、互いに支持してきた。中国は両国関係を終始中国外交の優先的な位置に置き、両国の戦略的協力パートナーシップが絶えず発展するよう努力してきた。私はパキスタンへの訪問ができるだけ早く実現するよう強く期待している。シャリーフ首相が今年の11月にアジア太平洋経済協力（APEC）首脳会議の議長国・パートナー対話に出席することを熱く歓迎し、会談を期待している。また、パキスタンの関連部門が国家と人民の根本的な利益を考え、協力と交流を通して不一致を適切に解決し、国家の安定を保護、維持できると確信している」と述べました。

　洪水災害がパキスタンに重大な人的・経済的損害を与えたことについて、習主席はパキスタン政府と被災地の人々を見舞う気持ちを伝えると同時に、中国政府がパキスタンに更なる救済援助を提供する決意を示しました。

　アジズ首相顧問は習主席にフセイン大統領とシャリーフ首相の挨拶を伝え、「パキスタンは中国からの理解と支持、洪水災害に対する見舞いの気持ちおよび援助救済に感謝している。パキスタン政府と国民は習主席が一日も早くパキスタンへ国事訪問することを期待している。今回の訪問が両国の友好協力を促進し、双方の関係を新たな段階へと促すだろう」と話しました。（怡康、林）