31日に行われたマカオ特別行政区第4代行政長官の選挙で続投が決まった崔世安氏は、開票後に開いた記者会見で、「マカオ経済の適切な多元化を加速させ、暮らしの質や福祉の向上を促し、経済・社会とエコ文明の均衡の取れた発展を維持する。より良い社会環境を作り出すことで、マカオ住民の自信と競争力の向上を助け、一人一人が努力を通して公平に発展するチャンスを入手できるようにし、より多くの成果を分かち合えるようにする」と話しました。
崔行政長官は「今回の選挙に立候補して、マカオの人々の代々にわたって確立された協調性と包容力、理性に富む精神は得難いものであると感じた。また、『愛国愛マカオ』の核心的な価値観を広めていくことの深い意義も痛感した。マカオは発展のチャンスに恵まれていると同時に、歴史の残した問題、そして、発展途上であることと向き合うという挑戦段階にある。選挙の結果は終点ではなく、新しいチャレンジとして、マニフェストの実行に向けての出発点でもある。これからも施政仲間と共に『一国二制度』、『マカオ人によるマカオ統治』『高度自治』という方向に向かって実践を進め、マカオ基本法の施行を徹底させていく」と表明しました。
さらに、選挙期間中に集計された住民の意見を分析し、マニフェストにしたがって政治を行っていくと話した上、カジノ産業だけに頼らない多元化したマカオ経済の促進や、世界の観光レジャーの中心に向けての整備を推進していくことも表明しました。(Yan、高橋敬)
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