中国の習近平国家主席は21日から22日にかけてモンゴルを公式訪問しました。訪問中、中国とモンゴルは外交、経済貿易、運輸、金融、文化、鉱物資源など幅広い分野で多くの協力文書に署名しました。これに対し、海外のメディアは非常に注目し、両国の全面的な戦略パートナー関係の確立によって両国関係は新たな段階に引き上げられたとしています。
モンゴル通信は22日、モンゴルのエンフボルド国家大会議議長は、習主席がモンゴル訪問中、多くの重要な協力文書に署名したことに感謝の意を表したと伝えました。エンフボルド国家大会議議長は、双方の文書への署名は、両国の交流を推し進める上で、重要な役割を果たすとしています。
ロシアのラジオ放送局・ロシアの声は22日、「習主席の訪問は、中国の国家主席として11年ぶりのものだ。首脳会談では、エネルギー、鉱物資源、インフラ施設や人文交流などに触れ、実務的な内容が多かった。今回の訪問は、両国関係が大きな転換期に差し掛かっていることを示している。双方が両国関係を全面的な戦略パートナーに引き上げたことは、両国間に存在する隔たりをなくし、更なる協力への前進を意味している」と指摘しました。
ロイター通信は「習主席の今回の訪問は、両国の経済関係を深めるためだ。モンゴル政府は、中国がモンゴルの鉱物資源やインフラ施設などの分野への参与を歓迎している。これらの分野はモンゴルの長期的な発展計画の2大柱でもある」と伝えました。
ボイス・オブ・アメリカは専門家の評論を引用し、「習主席の今回の訪問は周辺外交開拓の一環だ。今回の訪問は両国の経済貿易関係を深めただけではなく、中国と北部近隣の関係を強めたほか、地域戦略上の考慮も伺える。中国外務省が発表した通り、今回の訪問は、中国政府が両国関係を非常に重視し、モンゴルとの関係を中国の周辺外交政策で優先していきたいということの現れだ」としました。(劉叡、keiko)国際・交流へ
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |