中国民間対日賠償請求連合会はこのほど、日本の木寺昌人駐中国大使を通じて、日本の明仁天皇と日本政府に書簡を送りました。書簡では、日本が1908年に中国から奪った中国の文化財である唐の時代の「鴻臚井碑(こうろせいひ)」を返還することを要求しています。これは中国の民間団体が初めて日本の皇室に文化財の返還を要求することになります。
「中華唐鴻臚井碑」は日本が中国から奪った文化財の中で重量が最大級で、日本の皇居に収蔵されています。この「鴻臚井碑」は唐朝が東北地域を封じて、管轄するプロセスを実証し、また、最盛期の唐に留学した日本の遣唐使を目撃したことも描かれています。そのほか、中国統一という歴史のプロセスを記載し、甲午戦争後、日本侵略軍による中国における暴行も記載していることから、中国東北史、民族史、文化史の研究において重要な価値を持っています。「鴻臚井碑」は1908年に旧日本軍に奪われ、今日まで日本の皇居に収蔵されており、海外に流出した中国の文化財で、最大で最重量級の文化財の一つです。(殷、高橋敬) 暮らし・経済へ
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