会員登録

 イラク、武装衝突で40万人が家を失う

2014-08-08 15:10:37     cri    

 イラク問題担当のギョルギー・バスティン国連事務総長副特別代表は7日、「イラクとシリアの一部を制圧した過激派組織『イラク・レバントのイスラム国』をはじめとする反政府武装勢力はここ数日、イラク北部ニナワ県の複数の都市を掌握し、クルド人武装勢力と激しい衝突を繰り返している。これによりすでに地元の住民40万人が家を失った」と明らかにしました。

 バスティン副特別代表は「これらの住民の多くはイラクの少数グループに属し、ヤズディ教徒、キリスト教徒、シャバク人、トルクメン人などが含まれる。謀殺や拉致、さらには信仰を変えさせられたり、肉体的傷害と性的侵害を受けるなど、イラクの少数グループの人権が『イラク・レバントのイスラム国』に侵犯されているという内容の報告が絶えず国連に寄せられている」と述べました。

 バスティン副特別代表は、イラク北部の治安情勢と人道的状況の悪化に憂慮を示し、イラク中央政府とクルド人自治区政府に対して、治安の維持と人道的援助の面で協力し、共に当面の危機に対処するよう呼びかけました。また、イラクが「イラク・レバントのイスラム国」などがもたらす脅威に対処することに協力して、民間人の生命と財産の安全を保護するよう国際社会に呼びかけました。(玉華、小山)国際・交流へ

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS