パレスチナのイスラム原理主義組織・ハマスとイスラエル国防軍がこのほど達成した人道目的の停戦協定が28日午後再び中断され、イスラエル軍による新たな空爆で、パレスチナ人10人が死亡、40人以上が負傷しました。死者のうち子供が多数を占めるということです。

　イスラエルのネタニヤフ首相は28日、「ガザとの長期戦の準備ができている」と表明し、「イスラエルの一般市民を殺害する秘密通路をすべて破壊して初めて、戦闘を止めることができる」と訴え、イスラエルは自らの判断によって任務完了まで軍事行動を継続していくとの考えを示しました。

　同日、フランス大統領府は公報を出し、オランド大統領がパレスチナのアッバス大統領と電話会談し、ガザの人々を救助するため、フランスはパレスチナに800万ユーロの支援を提供することを決めたと明らかにしました。

　また、国連のパン・ギムン事務総長はこの日、断食明け大祭（レバラン）を控え、人道的観点から即時無条件の停戦を実現するようパレスチナとイスラエル双方に呼びかけました。（07/29　Lin、小山）国際・交流へ