台湾飛航安全調査委員会の任静怡調査官は26日午前、澎湖の馬公空港で「23日に墜落したトランスアジア（復興）航空の航空機GE222便のブラックボックス2つを回収した。データの解析作業は25日に終わった。データは損なわれておらず、飛行状況を再現できる」と発表しました。

　台湾民間航空の関係部門は飛航安全調査委員会の責任者とともに26日午前、馬公空港のターミナルで記者会見を開きました。任静怡調査官はその際「2つのブラックボックスのうち、一つは音声の録音機で、チーフパイロットと助手席、客席、機内ラジオのマイクで2時間の内容を記録したものだ。もう一つは飛行資料保存機だ。解析を通して、138項目の飛行データすべてが残されている」と紹介しました。

　通常の調査では、台湾航空機墜落事故の最終調査報告の完成まで1年間が必要です。現在、残骸の位置測定と測量作業が終わり、調査資料の捜索作業が行われています。その後、飛航安全調査委員会は3ヶ月から4ヶ月かけて事実と資料による報告書を作成し、その後独立した事故分析を行い、事故原因に関する最終調査報告を発表します。（Yin、吉野） 暮らし・経済へ