7月1日0時から、中国鉄道ダイヤは再び改正されます。今回の改正は2007年以来最大のものです。ダイヤの改正は時刻表の改定を意味していますが、鉄道当局では2平方メートルの専門的なダイヤ数十枚で表しています。

　ここ数年、中国の鉄道は著しい発展を続けており、新しい路線の開通が相次ぎ、新技術、新装備が次々と投入されています。昨年末までに、鉄道の運営距離は10万キロに達し、うち高速鉄道は1万キロを超えています。さらに今年7月1日、太原－西安、吉安－衡陽間の高速鉄道が開通します。

　全国鉄道ダイヤの改正の歴史を振り返ると、1993年から1997年までの4年間は1度しか改正を行いませんでした。それが、2013年からは、毎年2回、全国規模の大改正が行われています。春節や夏休みの帰省ラッシュと連休になると、臨時列車の本数も増やしています。ダイヤの改正はもはや中国鉄道当局の恒例業務となりました。乗客が手にする列車時刻表はこれからも頻繁に改定されることになるでしょう。

　7月1日の改正により、全国858本の列車の運行時刻が変わり、旅客運送を担う路線の輸送能力も市場の要求に応えたものとなっており、平日、土日、ラッシュ期の改正ダイヤが用いられます。それによって、高速鉄道の旅客輸送能力は1日平均で7万人、およそ3.8％増えることになります。（Yin、小山）暮らし・経済へ