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 李首相、ミャンマーとインドの要人とそれぞれ会談

2014-06-29 14:30:28     cri    

 中国国務院の李克強首相は28日午後、北京でミャンマーのテイン・セイン大統領、インドのアンサリ副大統領とそれぞれ会談しました。

 テイン・セイン大統領との会談で、李首相は「中国はミャンマーと政治的相互信頼を固め、ハイレベル交流を保ち、両国の発展戦略と産業計画に従い、資源、資金、市場などにおける相互補完性という優位性を生かして、協力分野を拡大し、協力レベルを引き上げたい」として、「双方は、石油・天然ガス輸送パイプや鉱業開発、港湾建設などの大きな協力プロジェクトの順調な実施と安全な運営を確保すべきだ」と述べた上で、「中国はバングラデシュ・中国・インド・ミャンマー経済回廊の建設を推進し、シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロードの枠組みにおける地域間の相互連絡と意思疎通を強化し、互恵共栄を実現していきたい」との考えを示しました。

 これに対して、テイン・セイン大統領は「近年、両国の善隣友好関係は絶えず深まっており、ミャンマーの経済・社会の発展を促した。中国の発展はミャンマーとアジアに新なチャンスをもたらした」として、「ミャンマーは中国と共に、経済貿易、エネルギー、インフラ整備などの分野で協力を拡大したい。わが国は四ヵ国経済回廊建設に積極的に参加するほか、東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国の関係発展に積極的な役割を果たしたい」と述べました。

 また、李首相はインドのアンサリ副大統領と会談した際「中国とインドは現状、世界で最も活力を持つ新興国家として、発展戦略が一致しており、潜在的な協力可能性は大きい」として、「インドと共に二大市場をさらに結合し、互いの発展によりもたらされるチャンスをつかみ、両国の経済発展を推進するだけでなく、両国が牽引する経済成長エリアを作り、地域経済の活性化を促す」との中国の考えを明らかにしました。

 さらに、李首相は、インドと共に平和的交渉を通じて国境問題を解決し、共に国境地域の平和と安定を維持する立場を示しました。

 これに対して、アンサリ副大統領は「二大発展途上国として、中国とインドにはよく似た歴史文化と共通の発展目標がある。双方の協力強化は両国だけに留まらず、アジアと世界にもプラスになる」として、「インドの新しい政府は、中国との安定的で力強い関係発展を重視しており、それに向け尽力している。中国と共に、平和共存五原則を基に、政治、経済貿易、人文などの分野で交流と協力を拡大し、互いの関心事を気にかけ、両国関係を絶えず新たな段階へと引き上げたい」と述べました。(ヒガシ)

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