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 中国の李首相、英シンクタンク向けて演説

2014-06-19 14:16:37     cri    

 中国の李克強首相は18日、ロンドン市長官邸で、イギリスのシンクタンク、王立国際問題研究所と国際戦略研究所に向けて、「包容力ある発展という素晴らしい世界を共に構築する」と題する演説を行いました。

 李首相は「包容力ある発展を実現することは、世界各国の共同の願いである。中国が13億人の衣食住問題を自ら解決し、新しい形の工業化、情報化、都市化、農業現代化を主な内容とする現代を次第に実現するのは、人類の歴史の中で最大の包容力ある発展である。中国は人を核心とする新しい形の都市化を推進し、都市部と農村部の一体化、地域間の協調的発展を推進していく。新しい形の工業化の道を歩み、グリーンと低炭素の発展を提唱し、革新によって内発的な成長を実現させ、経済の持続的な発展を促進していく。また、改革を引き続き推し進め、政府機構の簡素化を一層強化し、構造改革を実施していく。同時に、新ラウンドの対外開放を推進し、サービス業と、内陸や国境地域の開放を拡大し、国内外の投資家に有利な発展環境を作り出していく」と述べました。

 さらに、「中華民族は平和を愛する。過去30年余りの中国の発展は平和で安定した国際環境のおかげだ。平和的発展の道を歩むのは中国人民に巨大なメリットをもたらすともに、国と国の間に共栄を実現させた。歴史が証明したように、戦争は人間の知恵の失敗であり、平和は災難と苦しみを反省することによる結晶である。中国は引き続き平和発展の道をゆるぎなく歩み、互恵共栄の開放戦略を実行し、『与隣為善、以隣為伴』(隣国と善き関係を持ち、隣国をパートナーとする)の隣国政策を堅持し、各国と共に、恒久的、平和的な国際環境をつくることに力を尽くしたい。しかし、紛争や、平和を損なう行為に対しては、強力な措置を講じて、それを制止し、世界の平和と安定を維持していく」と強調しました。

 また、李首相は「先進国と発展途上国は、世界経済の発展を推進する双発のエンジンだ。各国は金融危機後の世界経済秩序を再建する過程で、先進国と発展途上国の互恵共栄と共同発展を実現させることを共同の課題と責任にするべきだ」と指摘しました。(玉華、山下)

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