河南省出身の有名作家、閻連科さんが2014年度のフランツ・カフカ賞を受賞しました。中国人作家がこの賞を受賞するのは初めてのことで、アジアの作家の受賞は、2006年の日本人作家村上春樹さんに続いて2人目になります。
次々と届くお祝いのメッセージを前に、28日記者のインタビューを受けた閻連科さんは「何のことかさっぱり分からなかった。推薦や選考なんて、何もわからなかった。受賞しても、これからの日常生活と創作活動には影響がないだろう」と話しました。
中国文学界でファンタスティック・リアリズムの大家と呼ばれる閻連科さんは1958年、河南省嵩県に生まれ、河南大学政教学部、解放軍芸術学院文学部を卒業しました。卒業後、閻連科さんは文学創作に専念し、作家になりました。現在は中国人民大学文学院の教授で、魯迅文学賞、老舍文学賞など中国の文学賞を何回も受賞しています。代表作には『日光流年』、『受活』、『丁庄夢』、『風雅頌』、『四書』などがあり、多くはフランス語、英語、ドイツ語、日本語、韓国語、スペイン語、ノルウェー語、デンマーク語、モンゴル語など20を越える言語に翻訳されています。2013年には、ブッカー賞(イギリスで最も権威のある文学賞で、毎年1回発表)の国際賞候補者作家リストにもノミネートされたということです。(Yin、高橋)旅行・文化へ
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