李首相はモディ氏の就任にお祝いの気持ちを表し、「中国とインド双方の共通した努力により、近年、両国関係は長足の発展を成し遂げ、積極的な協力の開拓と、意見の違いも妥当に管理コントロールするという両立の道を一緒に模索してきている。中国もインドも悠久の歴史と文明がある国で、世界最大の途上国でもある。両国は、活力のある新興市場においての協力パートナーでもある。このような関係にある両国が、手を携えて、共に発展することは、両国の国民に福祉をもたらすだけでなく、全人類の発展問題の解決にとっても重要な貢献を果たすことができる」と話しました。

　さらに、「今年は、中国、インド、ミャンマーの共同提唱による平和共存五原則発表60周年の年でもある。中国はインドと共に相互信頼を深め、互いに発展のチャンスを提供していきたい。バングラディシュ、中国、インド、ミャンマー経済回廊の建設を一緒に進め、協力を密にし、人文などの分野での交流を深め、より多くの共通利益を見い出し、世界及び地域の平和、安定と繁栄に貢献していかなければならない」と話しました。

　インドのモディ首相は、李首相からのお祝いの言葉に感謝したうえで、「インドと中国は友好的な隣国で、両国人民の友好往来には長い歴史がある。インドは、中国の成長ぶりに喜びを感じており、中国の成功を学び、参考にしたい。中国との関係はインド外交の重要な仕事の一つで、新しい政府は戦略的な高さから両国関係を極めて重視している。中国と共に、各分野における二国間関係の協力を全面的に推進し、対話を通して問題解決にあたり、友好かつ調和のとれた付き合いによって、共同の発展を図っていかなければならない」と話しました。（Yan、山下）