中国の習近平国家主席は21日午前、上海で開かれたCICA・アジア信頼醸成措置会議第4回首脳サミット第1段階会議で『アジア安保理念を積極的に樹立し、安保協力の新局面を共同で創出しよう』をテーマとした基調演説を行いました。
習主席は、「今日のアジアは世界の人口の67%と経済総量の3分の1を擁し、また多くの文明と民族が集まり融合する地でもある。アジアの平和と発展は人類の前途と密切にかかわっている」と述べました。
さらに、「今日のアジアは多くのリスクや試練にさらされているが、依然として発展の活力と潜在力が世界で最も大きい地域だ。平和・発展・協力・共栄が終始この地域の主流であり、協議と交渉によって意見の食い違いや紛争を解決することがアジア諸国の主要な政策設定の方向だ」と話しました。
また、「アジアは世界の戦略枠組みにおける地位が絶えず向上しており、世界の多極化、国際関係の民主化プロセスでますます重要な役割を果たすようになっている。アジアの好ましい情勢はたやすいものではなく、大切にすべきだ」と述べました。(05/21 Lin、大野)
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