中国の習近平国家主席は19日上海で国連のパン・ギムン事務総長と会談しました。

　習主席は、「来年は世界反ファシズム戦争と中国の抗日戦争の勝利70周年に当たり、国連成立70周年でもある。国際社会はこれを契機に多角主義の約束を重ねて表明し、国連憲章の主旨と原則を守り、国連の役割強化に取り組まなければならない」と話しました。さらに、「国際社会はともに努力し、世界の平和と発展を促進し、衝突は政治的に解決するという方向性を堅持すべきだ」と述べました。

　これに対し、パン事務総長は中国が断固として多角主義を堅持し、国連に積極的に参与しながら、世界の平和・安定・発展のために重要な貢献を捧げてきたことに感謝の意を伝えた後、「中国がアジア信頼醸成措置会議首脳サミットを主催することはアジア諸国の相互信頼と協力を促進し、安全分野が直面している脅威や困難への効果的対応に有益だ」と話しました。（05／19　Lin、大野）